sdカードの寿命は外部環境や使い方で全然違うってホント?
sdカードを使うと何回でもデータの消去や書き込みができるので、非常に便利ですよね。
1枚あれば、要らなくなった画像データなどを消して新しいデータを保存できるので使いまわしが可能です。
そんなsdカードですが、寿命というものは設定されているのでしょうか?
使わなくても寿命はくる
sdカードは書き換えが可能なタイプなのでフラッシュメモリと呼ばれています。
このフラッシュメモリは「書き換え回数が設定上限に達したとき」に寿命を迎えると考えられているようです。
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またフラッシュメモリは、長期間使用しない場合も記録したデータが消えてしまう場合があり、これを「保持期間」という一種の寿命を表しているのです。
つまり、使わなければずっと保存されているというわけでは無いんですね。
sdカードの寿命は10年以上?
書き込みされ続けると、sdカードは劣化をしていきます。
それによって保持期間が短くなっていくのですが、最初に設定してある保持期間はどの程度なのでしょうか?
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製造しているメーカーにもよりますが、書き換えによって劣化していない状態であれば10〜数十年は持つようになっています。
しかしこれは環境の影響を大きく受けるため、高温や放射線のあたるような場所では保持期間は短くなります。
保持寿命は環境により大きく変わる
sdカードのようなフラッシュメモリは、内部の機器に電圧を加えて、小さな素子に充電して記憶させるという仕組みを用いています。
長時間使用をしておかないと自然放電のような状態になり、知らない間に内部データが消えてしまうようです。
環境により保持寿命は大きく左右されるようですが、どうやら使い込まれたsdカードの寿命は4〜5年程度と考えるのが妥当なのだそう。
sdカードにバックアップしている人は要注意
sdカードは思ったほどデータを保存してくれないことが分かります。
気軽に保存できる記憶媒体なので、重宝している人も多いかもしれませんが、バックアップとして大事なデータを保存しておくにはリスクが高いと言われます。
もしsdカードに大事な画像やデータをバックアップして、そのまま放置をしている場合は、HDDやDVD-Rなどの記憶媒体にコピーしておくなどの対応を取ると良いでしょう。
どちらにしても、長い年月安心してデータを保存できる媒体は今のところ存在しません。
どうしても外部の環境や使い込みによって内部データが消える場合はあるわけです。
ひとつに頼らず複数にデータを保存しておくのが良いでしょう。
sdカードはフラッシュメモリを採用した記憶媒体です。何度も書き換えを行えるメリットがある反面、使い込むと寿命が早くなるという欠点もあります。
こうした特長を把握して、上手に使っていきたいですね。