bluetoothが通信できる距離範囲はどのくらい?
bluetoothを使うことで、無線で周辺機器を接続できるようになります。スピーカーやヘッドステレオ、さらにはキーボードからマウスまで、実に様々な用途に用いられているのが特徴です。
そんなbluetoothですが、製品によっては通信できる距離(範囲)が決まっています。
電波を飛ばして親機にキャッチさせることによって、bluetoothはペアリングが可能なので、どうしても通信範囲が発生するのです。
ではどのくらいの距離までなら、bluetoothは使えるのでしょうか?
bluetoothの通信距離はどのくらい?
bluetoothはスマホに欠かせない無線規格となりました。
スマホやタブレットは持ち運びが便利なので、bluetooth製品もそこまでスマホから離して使用しないだろうという想定で規格が決められています。
bluetoothの通信距離は「Class」によって決められています。
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ほとんどのスマホは、近距離での使用を想定しているので、そこまでの距離の通信ができる規格ではありません。
「Class」にはレベル1〜3が用意されており、ほとんどのスマホは「Class2」が適用されています。
「Class2」の通信距離は2.5mW(約10m)とされており、それ以上離れると通信が途絶えます。
そのため、このClassという規格は非常に重要になるのです。
ほとんどのスマホの通信距離とは
OS関係なくほとんどのスマホでは、「Class2」が適用されているのですが、もちろん例外もあります。
一部のスマホでは、「Class1」という規格を用いている製品もあります。
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この「Class1」は100mW(約100m)の距離まで通信が途絶えることなく可能としているのです!
これらの規格はスマホの取り扱い説明書や、パッケージの裏側などにある製品規格等に記されているので確認してみると良いでしょう。
Class1は100mほど離れた距離でも通信が可能
Class1は約100mもの距離を通信できるとされていますが、すべてが満足にこの距離の通信が可能というわけではないという点に注意が必要です。
表記上、Class2以上100mW未満であれば、たとえば15mWでも80mWという通信距離の違いがあったとしても、Class1として明記されます。そのため、100mも飛ばせる機器というのは、本当に限られたものしかありません。
距離は国や地域によっても異なる
bluetoothの通信距離は、Classのレベルを見ればどの程度の距離までは対応できているかどうかを確認することはできます。
ただし、使用する地域(国)によって、出力可能な電波の強さというものはバラバラです。
日本の電波法に照らし合わせると、いくらClass1が100mWだとしても、50mW程度しか出せないようになっています。
他の国ではもっと多く出せる場所もあれば、逆にもっと厳しく制限を受けているようなところもあります。
bluetoothの通信距離を伸ばす方法
仕事の関係でオフィスではなく、外でbluetooth製品の通信を使いたいという場合もあるでしょう。
そのときに、端末(親機)から離れて作業をしなければならないとき、通信制限があるとかなり大変ですよね。
そこで最近では、Class1bluetoothモジュールが販売されており、こちらを別途付けると通信をグンと伸ばすことが可能だとされています。
もちろん無制限に伸びるわけではなく、かなりの好条件で100m程度までいけるという程度ですが。
それでも、bluetoothの通信はかなり便利なので使ってみたい人は多いでしょうね。
このように、bluetoothが対応できる距離というのは、Classのレベルによって変わります。
自分が持っている端末の規格がどうなっているのかを知りたい場合は、取り扱い説明書や、パッケージの裏にある規格表を参考にしてみてくださいね。