bluetoothの音質はココまで変わっていた!?
bluetoothの登場で、今まで理想だった世界が急に現実的なものとなりました。
ワイヤレスを実現したので、カバンにスマホを入れたまま通話が出来たり音楽が聴けたりするのだから驚きですよね。
しかしbluetoothで音楽を聴こうとすると、規格の問題もあり音質面で不満が残る現状がありました。
ところが最近はその問題もクリアしてきているとのこと。
bluetoothで楽しめる世界がよりいっそう広まりつつあるのです。
スマホの登場でbluetoothの音質がさらに求められてきた
bluetoothで接続するスピーカーは、電波を通して通信をしている関係で音質が少し悪いという特徴を持っていました。
それでも便利に活用できるので仕方が無いと思っていた人も多いんですね。
ところが世の中がかなり便利になってきたこともあり、bluetoothの利便性が浸透した現在、音質が悪いままでは納得できないユーザーが増えてきました。
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そうした中、各企業は試行錯誤を繰り返し、音質をより高める技術を求めていったのです。
そこで誕生したのが、「AAC」と呼ばれる高音質な圧縮機能が搭載されたヘッドセットです。
音質の向上が目覚しい
従来は、「SBC」という圧縮機能で転送をしており、現在でもほとんどのbluetooth製品はこの規格を採用しています。
理由は「AAC」は高い技術力が求められているので販売価格がどうしても高くなってしまうからです。
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そしてせっかく高音質の「AAC」規格を採用したとしても、親機(スマホやタブレットなど)がその性能に追いついていなければ音質をクリアにさせることは無理なのです。
ただ最新のiphoneやandroid端末はその部分も対応してくるようになったので、今後は「AAC」という圧縮規格がますます台頭してくるのではないかと言われています。
圧縮の違いで音質はさほど変わらない
ただ、SBCとAACの違いを明確に聞き分けられる人はそこまで多くないと専門家は指摘しています。
というのも、もともとbluetoothは狭い通信領域帯を用いて通信を行っているので、音質に決定的な違いを出すことが難しいというのです。
比べると「ちょっと違うかな?」という程度で、感動を覚えるほどの違いを出すのは難しいのが現実です。
むしろ、bluetoothにおける問題点は音質ではなく「音切れ」が頻繁に発生するという点だとも言われていますね。
bluetoothに音質を求めることが無理な話?
bluetoothはもともと通話を通信するために開発された通信領域帯でした。
通話における音質は相手の声が聞こえれば良いという程度なので、そこまでクリアな高音質を期待しているわけではなかったんですね。
ところが高性能なスマホが多くの人に浸透したことがきっかけで、「通話ができるなら、高音質の音楽も聴けるのではないか」という要望が多く寄せられるようになってきました。
元々、大容量の音楽を流すほどのチカラをbluetoothが持っているわけではないので、そもそもこの要望を応えることに無理があったのです。
圧縮技術が向上したことで、音質の面は確かに良くなりました。しかしそれ以上にハード面の成長の著しさが音質をより高めているようです。
イヤホンやスピーカーのハード面の性能が飛躍的に向上したので、よりクリアな音質をbluetoothで実現することができるようになりました。
bluetoothは、通信領域が狭い中、圧縮機能とハード面における性能向上のおかげで音質の面はだいぶ改善されてきたのです。